アスワンからハルーツーム最高の移動#BLOG28
こんにちは太郎(@TA_RO20) です。
今日は7/11~12にエジプトからスーダ入りを果たした記事です。
運頼みでしかない移動
- 7/11
- 3:00に宿出発バス会社に向かう
クルージングを終え宿に戻り、2時間ほど休み出発!
外はまだ真っ暗の中ホテルの家主にバス会社まで送ってもらいます。
今日はいよいよエジプトをでて、スーダン入国を目指します。
アスワンでスーダンビザを取得したのが10日(火曜)!
ハルツームにあるエチオピアビザオフィスの休業日が金、土なので、アスワンでもたもたしている時間ははありません。スーダンの首都ハルツームに12日(木曜)の10時頃までにつかなければ、スーダンでまた足止めをくらいます。
そのためワジファルファに一泊してハルツームに向かうバスだと間に合わないためハルツーム直通のバスを選択!
このバスで30時間以内に到着すればなんとか間に合います。
バス会社のおっちゃんはハルツームまで18時間と言っていて
ブログの情報だと30時間と書いてありました。
果たして無事30時間以内にハルツームにつくことができるのでしょうか?
ちなみにチケットはこちらのバス会社で購入
ガソリン高騰が原因かブログの情報よりもどこも値段が上がりしていました。
ワジファルファまでは300ポンド
ハルツームまでは650ポンド
このバス会社だけが550まで下げてくれました。
- 4:00バス会社で1時間待機
3時半頃にバス会社につきますが、もちろん誰もいません。
昨日バス会社でチケットを購入したときは
「4時にここからミニバスにのり10ポンド支払って、バスターミナルで乗り換える」
と言われていたので、4時前にきてみたのですが予想通り・・・
バス会社をのぞいて見るとソファーで寝てるやつが1人
4時45分頃に奴はのそのそと起きてきて「早く行くぞ」みたいな感じでバスに案内してくれました。
(4時頃やつに「寝てるんだからうるさくするな」と注意されたのですが、やっぱりお前だったか・・・そんな気がしていたよ)
- 5:00謎のバスに案内される
寝起きのおじちゃんに案内された先には謎のでかいバスが・・・
(ミニバスじゃないのか?)
謎のバスの運転手はハルツームではなくワジファルファにいくといっている・・・
(ハルツーム直通ではないのか・・・?)
お金は取られない
(10ポンドって話じゃなかったの・・・?)
このとき僕は「ワジファルファ行きのバスを550ポンドで買わされたのか」と嫌な予感がしました。
いってることは全く違うし、このバスの一点張り!
眠かったので戦う気力もなく諦め状態に入り、運頼みでとりあえず乗ることにしました。
しかしバスはブログで見ていたバスターミナルとは真逆の方向(国境方面)に進み出すのでしたw
この時点で「この移動は流れに身を任せるしかない」と「これがアフリカだ」と自分に言い聞かせ、先の見えない移動を受け入れました・・・
- 5:30謎のバスターミナル到着
バスはこのまま国境までいき、ワジファルファまでいくのか?
それとも大回りしてブログに書いてあるバスターミナルにいくのか?
謎の場所に連れていかれるのか?
荷物は全くないし、乗客も全然いないため、謎が深まるばかりでした。
とりあえず国境の方に向かっていたので、「国境にいくならなんとかなるだろ」と思い寝ることに!
30分後謎のバスターミナルに到着(バスターミナルとは呼べない、ただの砂漠)
地図で確認して見ると、ブログの情報とは全く違う場所にいるしさらに謎が深まります・・・
さらに降ろされたはいいものの次に乗るバスには案内してくれませんw
(やはり違うとこに案内されてしまったのか・・・不安しかありません)
しかし謎でしかないこのバスターミナルにはバスが沢山止まっていたのでチケットを見せて色々聞いてみることに・・・
すると優しいおじちゃんが「このチケットはあのバスだ」と教えてくれました!
しかもハルツームにいくとのこと
さらにそのバスはブログで見たような感じの中国のバス!
あと1時間くらいで出発すると言われたので大人しく待つことにしました。
しかしながら6:30、7:30と2時間経っても何も動きがありません。
再度あたりの人に聞いて見ると「そろそろ出るよ」とのこと・・・
(みんなこんな感じで適当なことしか言いませんw)
自分の乗るバスすら定かではなく、ブログの情報とは全く違う情報で混乱、状況が謎すぎてどうしよもなく、ただ待つだけのこの時間が地獄でした・・・
8時をすぎて一台の白いバスが到着
何やら中から荷物を大量に下ろし始める人たち
荷物が下ろし終わると白いバスは移動し、その荷物の横にハルツームにいくとされるバスが移動し出しました!
カオスとしか言いようがない光景
- 9:00バスターミナル出発
朝8時すぎようやくバスに荷物を積み出す作業が始まったのですがこの荷物の量が異常笑
バスの荷物を入れるスペースだけでは収まり切らず、バスの座席にも荷物を積み始めます。
最終的に荷物が積み終わったのが9時ごろ、効率の悪そうな荷物詰みをただ呆然と眺めながら待っていました。
(積み方は適当で、とにかくバスに乗ればいいスタイル、荷物は蹴りまくりで壊れまくり笑)
車内はこんな感じに仕上がっております
バスの座席は4分の1は荷物で埋め尽くされ、通路にも荷物が置いてある状態でした。
このバスでこれから16時間も移動すると考えるだけで最高ですね・・・
謎のバスターミナルに到着してから4時間後、ようやくハルツームに向けてバスが走り出すのでした。
神様からのプレゼント
- 11:00バスのエンジン故障
出発してから3時間ほどでバスは急に止まりました。
「休憩か・・・?」
と思ったのですが周りには何もなく永遠と砂漠が広がっています。
どうやらエンジンが故障したらしく、男たちが外で話し合っていました。
エンジンの故障はよく起こるみたいで、1時間もすればすぐ走り出すとブログで読んでいました。
そのため特に気にすることもなく、寝ることに・・・
「寝て起きた頃にはバスも走り出しているだろう」と思っていました。
しかし
1時間後、クーラーがつかないため車内の気温が徐々に上がり、暑くて目が冷める。
外を見てみると景色は変わらず・・・
車内が暑すぎて外に出て見ますがもちろん外も激アツ
もはやいる場所がありません・・・
そして驚いたことにエンジンを直してくれてると思われる外にいる人たちはただエンジンを眺めているだけで特に直している様子が一切ないのです笑
工具すらある様子がありません・・・
エジプトの砂漠地帯にて昼の12時
おそらく気温は40度越え
バスの治る見込みなし、今後の展開と情報なし
先が見えないこの状況はまさに最高としか言いようがありません
果たして無事に砂漠地帯から抜け出し30時間以内にハルツームにつくことができるのでしょうか・・・?
続く