アスワンからハルツームへ直通バスOO時間の大移動#BLOG29
こんにちは太郎(@TA_RO20) です。
昨日の続きの記事になります。
taro20.hateblo.jp
- バス停車から2時間
炎天下の砂漠地帯に取り残されてから1時間が経ち、ますます体力を奪われて行きますが、さらに状況が悪化していきます。
暑すぎて車内の窓を全て開け、なんとかやり過ごしていたのですが、右側に座っていた僕の座席に徐々に日が差し始めてきたのです・・・
この直射日光が尋常じゃないくらい暑く、車内は地獄とかしました。
移動したくても座席は満席で通路に避難することもできません。
暑さで耐えきれなくなりバスの外に逃げ出しました。
もちろん外も暑いです笑
バスでできたわずかな日陰を見つけその小さな日陰でやり過ごすことにしました。
-
バス停車から3時間
さすがにこれからどうなるのか、先行きがわからない状態でひたすら待ち続けるこが辛かったので、バスの運転手っぽい人やバス会社の人に「これからどうなるのか?何時に出発するのか」と聞いてみました。
しかしほとんどの人が英語が通じません笑
かろうじて喋れる人はひたすら3daysと行ってきます笑
何が3日間なのかわかりませんが、なんか嫌な予感がするだけでした・・・
結局これからの展開がわからないまま、ただひたすら待ち続けることに。
4時間後・・・警察が水を運んできてくれました。
5時間後・・・バスに乗っていたスーダン人との仲が深まる。
6時間後・・・ここで今日は一晩過ごす覚悟を決めました。
7時間後・・・代わりのバスがついにやってきました。
- 18:00頃代わりのバスが到着
もう日は沈みかけている中急いで荷物を全部載せ替えます。
荷物の量が多すぎて、僕も手伝うことに・・・指の皮剥けた・・・
この作業が本当に大変で国境であと2回も出し入れすると考えるとぞっとします
そして時刻は18:00すぎ、宿を出てから約15時間ほど経過していましたが地図を見ると5分の1しか進んでいない状況をみて気が狂いそうになりました。
ただひたすらバスに乗り続けて、到着を待つしかありません。
僕は寝ることにしました。
エジプト出国
- 22:00エジプト出国
飯休憩で一回止まり、ついにエジプト側の国境に22時に到着しました。
(本来なら昼にはついていたはず・・・)
エジプトの出国はとても簡単で、荷物チェックすらありませんでした。
出国カードを記入し、パスポートと一緒に提出するだけで特に質問とかもありません。
イミグレに入る前に102ポンド払いました。
バスから大量の荷物をおろし、各自で荷物を運んでいきます。
スタンプをもらい再び荷物をバスに積み直します。
見た感じ荷物検査もなくバスも変わらなかったのですが、なぜ荷物を積み直したのかよくわかりません。
深夜で荷物チェックがおろそかになっていたのでしょうか?
エジプトの出国は1時間くらいでスムーズに終わりました。
スーダン入国
- 23:00スーダン入国
エジプトのゲートを出てすぐ、スーダンの国境をバスで通過!
スーダン側に入るとイミグレで入国シートを記入させられ、パスポートと共に提出します。こちらも質問などはなく、簡単にスタンプもらえます!
大変なのがこの後の荷物検査
これがめっちゃうざかったです!
どうやらここの検査官は腐ってるみたいでタバコや日本の薬などに変な理由をつけて没収し、タバコはみんなで吸ったり、薬は売ったりしているみたいです。
エチオピアとスーダンの国境で被害にあったブログをいくつか見ていましたが、まさかエジプトとスーダンの国境でもあるとは思っておらず、完全に油断していました。
僕の検査官はどうやら外れみたいで、国籍を聞かれ答えると、隅から隅まで荷物を出されてエジプトで購入したラキストのシャグを没収してきました。
(他の人のチェックはちょー適当なのに)
とりあえず猛抗議したのですがだめで、イライラしながらぐっちゃぐちゃの荷物を詰めることに・・・
するとちょっと偉そうな服をきた人が「何があったんだ?」と心配して声をかけてきました。
事情を話すと「それはおかしな話だ」といい、取り返しにいってくれたのです。
この人がめっちゃいい人でパッキングも手伝ってくれて、色んな話をしました。
「国境で嫌な思いをしたと思うがスーダンは本当にいい国なんだ、どうか嫌いにならないでくれ」と
どうやら検査官全員が腐ってるわけではなくいい検査官もいる見たいです!
- 7/12
スーダンの入国を終えバスに戻ると時刻は12時をまたぎ、日付が変わっていました。
エジプトもスーダンも24時間国境が空いていたため、このまますぐ出発してくれればワンチャン今日の朝にはハルツームにつきビザ申請に間に合うかもしれないと期待していたのですが、ここからが長かった・・・
バスの運転手は「そろそろ出発するよ〜」と1時ごろにいっていたのですが
2時になっても3時になっても4時になっても出発しません
僕はバスの中で待っていたんですが、24時間座りっぱなしだったのでケツが痛く限界
外でダンボールを探し地べたにしき、横になるという方法でバスの出発を待ちました。
5時ごろようやく人が集まってきて半端ない量の荷物検査を終えた人たちが帰ってきます。
そしてここで問題発生。
荷物検査を終えた人から適当に荷物を積み込んだので、後からきた人のでかい荷物が乗らないという自体が発生したのです笑
そして男たちがもめ出し、口論が始まります!
もう疲れも限界突破していたので、なんだかその光景が面白くて笑いが止まりませんでした笑
最高な朝
- 6:00スーダン国境出発
喧嘩も収まり、荷物もなんとか治ったのですが無理やり詰めたので、車内の状態は悪化
荷物はぐちゃぐちゃだし、席が減ってしまったため通路に寝だすおばあちゃん
こんなカオスの状態で朝を迎え、バスはハルツームに向けて再び出発しました。
車内は狭いし、ケツは痛いし、もうハルツームに朝につくことはできないという最悪の状態でしたが、ひたすら我慢するしかありません。
到着の時刻もわからないまま僕は眠りにつきました。
まだまだ続く大移動
- 12:00休憩
国境から6時間走り続け、休憩ポイントに到着、フールを食べておなかを満たします!
スーダン人はみんな優しくご飯は奢ってくれました。
地図をみると国境からハルツームの間くらいの場所でバスは止まっていました。
ということは単純計算でハルツームまでは後6時間!!!
感覚がバグっていたので6時間は短く感じました。
- 16:00トイレ休憩
手前に見えるのはムスタファくん、バスのエンジンが壊れた時に仲良くなった元気なやつ!
僕たちよりも半日長くバスに乗っているはずなのに最後までめちゃめちゃ元気なやつでした。
他の乗客もバス内で全く寝ることなくひたすら喋り続けていたので何十時間の移動は別に大したことないみたいです。むしろ楽しんでる感じでした。
日も沈みはじめ、この時点でアスワンから37時間経っているため、2度目の日没をみることになります。笑
まさかバス移動で2日間も過ごすとは思ってもいませんでした。
- 19:00オムドゥルマン到着
日は完全に沈み砂漠地帯から抜け、少しづつ明かりが見え始めました。
極限の疲労の中、目的地手前にあるバスターミナル、オンドゥルマンに到着
時刻は19時すぎ
何時間かかったのか計算してみると
なんと40時間。約丸2日間です!
移動してただけなのになぜか達成感を感じました。
これにてハルツームに到着と終わりたいところですが
地獄の移動はこれで終わりではなかったのでした
続く・・・